『小さな恋のメロディ』(原題: Melody, または S.W.A.L.K) (Melody (1971 film)) は、1971年のイギリス映画。後に、ハリウッドで監督として成功したアラン・パーカーの処女作である。
少年少女の恋を瑞々しく描き、本国とアメリカではヒットしなかったが、同じく1971年に公開された日本では大ヒットした。かわいい主人公の二人、マーク・レスターとトレーシー・ハイドのみずみずしい演技が光る。
メロディは映画のタイトルでもあり、ヒロインの名前でもある。ビージーズとCSNYのサウンドトラックもロングヒット。
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小さな恋のメロディのあらすじ
舞台はロンドン。伝統的な価値観を受け継ぐパブリック・スクールで、ささやかな対立がはじまっていた。厳格な教えを説く教師たちや子供に過干渉な親たちと、それらに従うことなくそれぞれの目的や楽しみを見つけようとする子供たち。
気が弱く大人しい11歳のダニエル(マーク・レスター)もそんな生徒の一人だったが、同じ学校に通うメロディ(トレーシー・ハイド)という少女と出会う。二人はいつしか互いに惹かれあい、悩みを打ち明け、はじめて心を許す相手を見つけたと感じた。純粋ゆえに恐れを知らない二人は、学校をさぼって海水浴場へデートに出かけたことから校長先生に叱られ、クラスメートたちにも散々笑い者にされる。ダニエルは悪友オーンショーにしつこくからかわれて、彼と殴り合いのケンカまで繰り広げてしまう。
事情を聴くこともなく押さえつけようとする大人たちに対し、二人は一つの望みを口にする。それは「結婚したい」という驚くべきものだった。
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