『ラスト・ワルツ』 (The Last Waltz) は、アメリカ合衆国のロックバンド、ザ・バンドが1976年11月25日に米国カリフォルニア州サンフランシスコのウインター・ランドで行った解散ライブの記録映画。監督:マーティン・スコセッシ。
「ラスト・ワルツ」は長年にわたってアメリカン・ロック界を支えたザ・バンドのラスト・ライブということで、豪華なゲスト・ミュージシャンが参加し、ザ・バンドと競演を果たした。
ボブ・ディラン、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、ヴァン・モリソン、ジョニ・ミッチェル他
ゲスト・ミュージシャンは全員ノーギャラでの出演をOKしたという。
このイベントは、ザ・バンドのリーダーであり、ギタリストであったロビー・ロバートソンと、ザ・バンドのマネージャー・チームが独断で物事を進めていた。事の発端は、ロバートソンがツアー生活に疲れたため、豪華なゲストを招いたライブを行い、そのライブでライブ活動を終了し、今後はレコーディング活動のみ行って行きたいと決断したのが始まりであった。
当日は感謝祭の日であったため、観客には花が配られ、最初の一時間はワルツを踊った。また、豪華なディナーも用意されていた。同イベントのチケットは25ドル。当時大御所ミュージシャンのライブでもチケットの値段は10ドル弱だったので、かなりの高額である。当日までゲストはシークレットだったためチケットは売れ残り、当日券の販売もあった。
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