1980年代に時代の象徴にもなったロックスター”プリンス”の自伝的なデビュー映画。
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「ロック・ミュージカル」と聞くと敬遠する人もいるかもしれないが、このジャンルには、時にすばらしい宝石が見つかることもある。最高の輝きを放っているのが、この『パープル・レイン』だろう。ポップスター、プリンスのステージングの上手さには、彼の演技力もある。それを考えれば、プリンスが映画に登場するまでに、そう時間はかからないことはわかっていたが、まさか、彼の主演作『パープル・レイン』が社会現象になるとまでは予想していなかった。
共同脚本家には、『刑事スタスキー&ハッチ』のウィリアム・ブリンが名を連ねる。「紫の貴公子」プリンスが、困難に打ち勝ち、ライバルのモリス・デイを退け、ロック・スターダムに乗り上げるというサクセス・ストーリー。ストーリー自体はありふれたものかもしれない。しかし、プリンス・ファミリーのアポロニアを含め、キャスト全員がよい。オスカーには手が届かないかもしれないが、十分すばらしい演技を見せている。
この映画が大ヒットにつながった理由には、「When Doves Cry (ビートに抱かれて)」を含むヒット曲満載のサウンドトラックの存在が欠かせないだろう。これを機に、プリンスは、ナンバーワン・アーティストとして世界的に認められていくようになった。残念ながら、次の映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』は、同じような大ヒットとなることはなかった。しかし、『パープル・レイン』は、目で見るのはもちろんのこと、耳で聴いて満足できる、すばらしい音の詰まった作品だ。
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